1. 日本列島の生い立ち

1500万年前にユーラシア大陸の地下深くでマグマが上昇し、その圧力で大陸の東部分が引きちぎられ、ちぎれ目が日本海になり、ちぎれた切れ端二つは、「東北」と「西南」に分かれました。

そして「東北」は反時計回りにねじれ、」「西南」は時計回りにねじれながら、だんだんくっついてきて、何百年もの月日をかけて日本列島は完成しました。

二つの島の間に押しつぶされる力で大地に多くの亀裂が走り、そこにマグマが入り込むことにより、富士山、浅間山、箱根山などの火山や、南アルプスのような高山ができ、このつなぎ目のあたりを「フォッサマグナ」(巨大な溝)と呼ぶようになりました。

その後、埼玉県などの内陸部で100以上の貝塚が発見されたことにより東京湾が埼玉県まで拡がっていたことがわかるなど、日本列島は陸と海の大変動にさらされながらも、何とか生きてきたのです。

この美しい日本列島がいつまでも無事であるよう、切に祈るものであります。

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